サンタクルズ教会B |
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中ではミサが行われていた。いつも思う事だが、何処の町にも教会が有り、どの教会も綺麗で立派な作りに驚く。(いやらしいが、お金は?)
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ミス・マリン候補@ |
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通訳のハナちゃんもクリスチャン。外で礼拝していると若い2人の女の子。日本人が珍しいのか、見つめられて恥ずかしい。話を聞くと2人は姉妹。
(左)アイリーン 15才
(右)ケイスリン 17才
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市場 |
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「これだけ声をかけて駄目なら諦めよう」今後どうしようか?ご飯でも食べながら考える事に。トロトロ(大衆食堂)の有る市場に戻る。
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遅めの昼食 |
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比律賓に通い始めて5年。最初の頃は何も食べられず、焼そば(ビーフン)ばかり食べていたが、今では殆ど大丈夫。(結局、食わず嫌いだった)でも、油断していると激辛料理もあるので要チェック。
写真の食事でジュースが2本付いて124ペソ(約250円)
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奴(採り子)が来た |
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食事も終えて、宿に戻り、汗を掻いたので水シャワーを浴びてサッパリ。採り子に会えなければ、この町に居ても意味が無い。トレフォス(トリフォス?発音が微妙)まで1時間も掛からないと言うので先に進もうかハナちゃんと相談していると来客が、奴(採り子)が来たのだ。町の所々で日本人が自分を探している事を聞き、探し訪ねて来てくれた。
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採り子M |
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彼の名前はM、21歳独身。採り子になって4年。3年前からヨーロッパの標本商(ボスと言っている)と契約しているらしい。私の事はおばさんに聞いていたらしいが、「ボスと契約しているので、あなたに虫は渡せない」と言い張る。私もムキになり、「そんな事、おばさんから、聞いていないから、わざわざ日本から訪ねてきたのにマリンドッケに来た意味が無い」と声を荒げる。20分位、ハナちゃんの通訳で交渉して貰った。結局、ボスは3日前に帰ったばかりで、虫はいないが、採集ポイントの写真なら構わないと、トライシクルを2台チャーターしてポイントへ向う。(途中スコールで、びしょ濡れ)
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ポイント入り口 |
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トライシクルで 走る事30分、山の頂上付近で止まる。この先1山越えるのか?前回、Mt.マリンディグに登った時とは訳が違うので、ハナちゃんをドライバー達とここで待たせようとした所、「フラット」アップダウンは無く、時間も30分位と言う。ハナちゃんも行きたいと言うので、歩きながら、もし虫が居たら採っても良いか聞いてもらう。「OK」を貰ったので、「写真を撮ってから、自分の手で採る」と通訳して貰い、私も「マイハンド、マイキャッチ、マイポリシー」と訳の分らない英語で再確認をする。のだが・・
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頭隠して尻隠さず? |
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途中の木にこの様なトラップらしき物が仕掛けられていた。(この虫は何だ)
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巨大コメツキ |
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正体は8p位の大きなコメツキでした。それにしても山奥なのに良く整備されている事に驚く。聞くと、ボスが来た時の為に1ヶ月毎に刈り込んで、虫のつかない木は処分したらしい。日本の栗畑のようだ。そこまでやるのは彼がボスから、月10000ペソ(約20000円)貰っている、ボスが来た時はプラス虫代が貰えるらしい。フィリピンで2万円と言えば大金だ、あれだけ交渉しても渋っていたのが分った。
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人工的な洞 |
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鉈で樹皮を剥がし、人工的に洞を作るトラップ。この他に、鉈で傷を付け、樹液を出し、その上に樹皮を巻き付けた♂用のトラップも有った。多分、ボスの入れ知恵だろう。
「ヤッター」ついにマリンドッケヒラタ自己採集。それも新産地。撮影しているとファインダーに黒い手が入り込んで来た。
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あれ程言ってたのに |
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「あっ」と思った時は遅かった。Mが採り上げてしまった、それも満面の笑みで。辺りは暗くなり雨まで降り出しているし、本人は私が何故怒っているのか、ハナちゃんに聞いているようだ。(本人の希望により、目線を入れています。本当は良いモザイク処理をしてあげたかったが、私のパソコンレベルではこれが精一杯です、でもバレバレ)もし、ボスにばれてクビになったら、私の採り子に・・・・・
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2頭目 |
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私は「もう1頭採るまでは帰らない」と言い、1本1本丹念に捜すこと30分、ライトに驚き洞に逃げ込もうとしている♀を発見。ハナちゃんにMを離れさせて、動かないように伝えて、採り出す。
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念願の初ゲット |
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粘った甲斐あって、1♀ゲット。まだ、10数本樹が有るので♂狙いといきたい所だが、真っ暗で雨も強くなって来ている。ハナちゃんも寒そうにしているので、諦める事にして宿に戻る。Mにお礼とチップを渡して別れた。(チップと言ってもかなり奮発した、次回の為に。)
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TORRIJOS |
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新産地、サンタクルズ産自己採集に気を良くした私は翌朝、トリホス(発音が微妙、スペルとは違う)に向かい、シブヤオやトマガボに行こうと思っていた。ガイドJと連絡がつかない以上、べナビスタに行く前に産地の写真だけでも撮ろうと思ったのだ。(あわよくば、また自己採集狙い?)
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トライシクルターミナル |
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トリホスのトライシクルには珍しくターミナルが有り、行き先別に並んでいた。愛想の良いドライバーにチャーター(貸切)を頼んだが、シブヤオはシングルバイク(サイドカー無し)でないと無理らしい。
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一路ベナビスタへ |
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トリホスは山も林も無い町なので、此処に居ても意味が無い。とりあえず、ホテルをチェックアウトしてガイドJの居るベナビスタへトライシクルとジプニーを乗り継いで向かった。(途中、採り子の部落に立ち寄り、オオヒラタの注文と善意で集まった古着を置いて来た。大喜びだった。これで荷物が減り軽くなる)
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べナビスタ |
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いつもなら、此処でガイドJが居るのだが連絡が取れて無いので直接家に行く事に。小腹が減ったので、お土産を兼ねてバーベキュウ(焼き鳥・焼き豚)を買いに。
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Dと再会 |
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焼き上がるまで、海岸沿いの公園のような所で写真を撮っているとJの友達Dが私を呼ぶ。町で日本人の事を聞き、探していたと言う。久しぶりの再会に記念撮影。(相変わらず、ナイナイの岡村に似ている)後で分かった事だが、Dは金を掘り当て、少しリッチになったらしい。着ている物や時計が物語っている。
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Jの住む部落へ |
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バーベキュウを持ってJの家に。携帯が壊れているらしく、奥さんの携帯を使っているとの事。肉をつまみながら、今回の趣旨を説明する。その後、天気が怪しいので、ホテルまで送ってもらう。
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ホテル |
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シーサイドのホテルか山の中のホテルか迷うが、温水(プール・シャワー)と、灯火採集の期待が持て若干安い山の中のホテルに決定。
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